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吉本敏洋 著 「グーグル八分とは何か」を図書館で借りて読んだ。

※「Google八分」というのは、簡単に言えばGoogleが 特定のページを検索結果に表示しないようにすることです。 正しい定義や意味については、記事末尾のリンク先およびこの本を読んでください。
新書で、あまり内容には期待していなかったが、思ったよりマトモに書かれていた。 ちなみにこの本の筆者は実際に自分も「Google八分」に遭ったことがあり、 その体験談的な面もあるのだが そのせいか やや 見方が傾いていたり 被害妄想的になってしまっている感が否めない。
また、文章がまとまりに欠けていたと思う。 筆者は途中で「だんだん何の本だか分からなくなってきた」と述べているが、 これでは本当に何の本だか分からない。 話題が「Google八分」という問題からかけ離れてしまっている。 「Google八分」について読みたかった人にとっては期待外れとなるだろう。 (私は、別に最初から期待していなかったので良かったが)
あとはインターネットからの引用が目立ったのが気になった。 アナログの資料形態にこだわっているわけではないが、 Wikipediaからばかり引いていては信用性が固まらない。
肝心の問題について。 Google八分は確かに危険な問題だが、 (そういえば以前NHKで『Googleの順位が下がると商売あがったり』というのをやっていた) Googleというのはあくまでも一民間企業である。 もちろん大きくなった企業がそれなりの社会的責任を負わなければならないのは 事実だし そうでなければならないと思うが、これは大げさだ。
確かにGoogleの検索エンジンシェアはトップである。 だが、そのGoogleが公正でなくなったりすればユーザーは離れてゆくし、 便利だからこそ こういったシェアになっているのだと思う。 そして、最も重要なのが、「選択肢はGoogleだけではない」ということだろう。 Googleが悪くなったらYahoo!を使えばいい、というように ユーザーには選択肢がある。
そういう風に見たとき、Googleだけに大きな社会的責任を押しつけるのは間違っている。 結局のところ、Googleが検索結果を改竄していても、 取捨選択するのは われわれユーザーだ。 検閲されていても 他の検索エンジンだってある。 筆者は「Googleは便利だし好き」と矛盾にも見えなくもないことを言っているが、 「検閲」に嫌気がさしたら GoogleなどやめてYahoo!でもなんでも使えばよいだけだ。 それが「インターネット時代」である。
まあ、今の社会の変革を捉えているという点で 一読の価値はあるかと思います。 詳しく知りたい人に、リンクを張っておきました。
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